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はじめまして、親友!
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???「はじめまして、親友!」
……。
時期的にいる変質者か…?
春うららかな火曜日。
ゴミ捨て場のブロック塀の上に 突然黒マントで現れたその少女(?)は、明らかに危ないやつだった。
3年ぶりに会う妹
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「おかえり、兄貴」
再会した彼女は可憐な笑顔で我が家のソファに座っていた。
「ただいま」
と、沙羅が足を組み替えた瞬間にその脇にあった小袋が落ちる。
おや、とそれを拾おうと腰をかがめた瞬間
げしっ。
頭を踏まれた。
部活動恒例、笑顔の練習
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「笑顔の練習…?」
俺はそれを肯定するように頷く。
「人見知りを直したいのなら、まずは笑顔を練習したほうがいいと思う」
パティはかわいいのだから、絶対に笑うべきだと思った。
「…あまり得意ではないけどやってみます」
パティはそっぽを向いたまま早口でそう答えた。
リア充にクラスチェンジ
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『――なにか用?』
冷たい声が教室内に響く。
志摩みさき。
1年前は切れ長の瞳と眼鏡のクールビューティとして クラスメイトに敬遠されていた存在のはずだ。
それが今や―――
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